他の近視矯正治療法
他の近視矯正治療法
近視を矯正する方法には様々な方法があります。代表的なものを比較してみます。
めがね
左右で視力が大幅に違ったり、強度の近視もしくは乱視を持っている人には対応しづらい場合がありますが、最も手軽な近視矯正用具です。
必要に応じた適切な度の眼鏡を使用すれば、眼鏡を常用する事で(もしくは掛けたり外したりする事で)近視が進行する事は無いと考えられています。
ただし、過矯正の(度が強めの)眼鏡を掛けて近業(近くを見る作業)を続けると近視が進行する可能性があります。
近視の進行を抑制する効果はありません。
ソフトコンタクトレンズ
装用感が非常に良く、比較的動きの激しい(接触プレーのある)スポーツを行う場合等に向いています。ただし眼が乾きやすくなる事も多く、角膜への酸素供給や涙液のスムーズな交換を妨げてしまう可能性があるため長時間の装用にはあまり向いていません。一日使い捨てタイプのレンズを除けば、アレルギー性結膜炎を起こしやすい傾向もあります。
近視の進行を抑制する効果はあまり期待できません。
ハードコンタクトレンズ
酸素透過性が高く、涙液の交換もスムーズに行われるため角膜への負担が少なく比較的長時間の装用に向いています。
"装用感の良さ"という点ではソフトレンズに及びませんが、取り扱いも簡便で長持ちしやすいため、ランニングコストも低く押さえられます。
ある程度近視の進行(眼軸長の伸び)を抑制する効果があると思われます。
オルソケラトロジーのレンズ
基本的に夜間に装着し、日中は裸眼で生活する事を可能にするコンタクトレンズです。
ドライアイの方、アレルギー性結膜炎をお持ちの方等、日中のコンタクトレンズ装用が困難な方でも適用可能な場合があります。
動きの激しい(接触プレーのある)スポーツはもちろん、ボクシング等の各種格闘技、マリンスポーツを行う方にも適しています。
特に若年者の方、軽度の近視のみお持ちの方には非常に高い矯正効果が期待できます。
オルソケラトロジーのレンズは近視を矯正するだけではなく、近視の進行の予防にもある程度の効果が期待できると言われています。
さまざまな近視矯正法と近視進行の関係







